海洋散骨をするときに気を付けること
- 2016.06.27|葬儀
こんにちは。弁護士の武内優宏です。
前回、散骨に立ち会うというお話しをしたので、今回は散骨について。
散骨については以前も書きましたが、散骨自体は適法な行為です。
→散骨の適法性
ただ、節度を守って行うことが重要です。
まず気を付けなければいけないのは、遺骨を粉骨するということです。
映画などでは遺骨をそのまま散骨するシーンが描かれることもあります。
高倉健さん主演の『あなたへ』は散骨をテーマにした映画ですが、散骨のシーンでは、遺骨をそのまま海に撒いていました。
万が一、遺骨が海岸に流れ着いたらどうなるでしょう。
おそらく、遺体遺棄事件の可能性があるので、警察沙汰になってしまいます。
これでは節度をもった散骨とは言えません。
なので、散骨をする際には、人骨とは分からない程度まで粉骨をする必要があるのです。
その他、日本海洋散骨協会では海洋散骨をするに際してのガイドラインを設けていますので、散骨をお考えの方は、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
一般社団法人日本海洋散骨協会
http://kaiyousou.org/guideline.html