エンディングノートを親に書いてもらうには
- 2016.05.02|終活
「親にエンディングノートを書いてもらいたいけど切り出せない」「親にエンディングノートを渡したけど書いてもらえない」ということをよく聞きます。
縁起でもないと言われそう、相続財産を目当てにしていると思われそうなのでなかなか切り出せないという方も多いかと思います。
最近では、「終活」という言葉もだいぶ定着してきていますので、親に「終活」についての話題をふってみれば、意外にあっさりとエンディングノートを書いてくれるかもしれません。
ただ、エンディングノートを書いてみようと思ってみた方であればお分かりいただけると思いますが、いざエンディングノートを書こうとする、色々なことを考えてしまい筆が進まなくなるというのも実情です。
そのような場合、自分で親から色々と聞き取って、エンディングノートを書いてあげるということにトライしてみてはいかがでしょうか。
その際、いきなり本題に入るのではなく、まずは親子の会話から入っていった方がよいと思います。葬儀やお墓の情報だけでなく、いざ親と会話できなくなったら知ることができなってしまうという情報って意外とあるものです。
例えばですが、お母様から家庭料理のレシピを聞いておくということでも良いと思います。家庭の味を引き継ぎたいからとお願いをすればレシピを教えてくれるはずです。その他、両親の馴れ初め、戦争体験などでもよいと思います。
まずは、そのようなことから尋ね、親に自分の人生を振り返る機会を作ってもらいながら、徐々に、葬儀やお墓のことなどを聞いていけば、自然とエンディングノートの項目も埋めていけるのではないでしょうか。
エンディングノートは、自分で書かなければいけないというものではありません。みなさんがインタビューをしながら、一緒にエンディングノートを埋めていくというコミュニケーションツールとしても使えるのです。