人が亡くなると忙しいという話①
- 2016.04.11|終活
いきなりですが、皆さまは、お父さま、お母さまの交友関係って把握していますでしょうか。
ご両親と一緒に住んでいないと、昔の友人は知っていても現在の交友関係までは把握していないという方も多いかと思います。
なぜ、そのようなことをお尋ねするのか。
それは、万が一、今、お父さま、お母さまが亡くなった場合、どなたにお伝えすればよいのか判断する必要があるからです。
弁護士としておひとり様やそのご遺族のサポートをしていると、亡くなったことを誰に伝えればよいのか分からないということをよく耳にします。
葬儀は、通常、亡くなってから1週間以内には行いますよね。
ということは、亡くなったらすぐに死亡のお知らせをしなければ、葬儀には参列してもらえません。
そのためには、日頃から、親の交友関係を把握したり、親に、万が一の時には葬儀に誰を呼べばよいのか整理しておいてもらう必要があります。
エンディングノートを書いておくというのは一つの方法ですが、対策はそれ以外にもあります。
亡くなられた方のご自宅にあがらせていただき、最初に行うのは郵便物の探索です。
郵便物は、その人の交友関係や財産を探るとてもよい情報源になります。年賀状の整理だけでも、交友関係を探るとてもよいきっかけになります。
お一人暮らしの方は、年賀状の整理をするというあたりから「終活」を始めていただければと思います。