葬送の仕事師たち
- 2015.05.16|その他
フューネラルビジネス誌の吉岡さんのFBで知り、早速読んでみました。
人を葬ることの意義深さ、難しさが分かる本でした。
ずいぶんと本は読んでいる方だとは思っていますが、ここ最近で一番の良著ですね。
遺族の想い、そしてそれに寄り添う葬送業界の方たちの想いに、何度も泣きそうになってしまいました。
作中、納棺師の方が、自死について
「この人は自死したらこういう状態になることを知らなかったんでしょうね・・・。あなたがこんなになっても、お顔をみたいというご遺族がいる。あなたをなんとかしてさしあげたいと必至になる僕みたいのもいる。ちょっとヨコを見ることができたら・・・一人じゃないんだって思えて、踏み留まれると思うんですよね」
と語っていました。
自死遺族からの相談を受けることもありますが、当然ながら自死遺体そのものを見たことはありません。実際を見ているからこその重いお言葉だなと思います。
せっかく業界に近いところでお仕事をさせていただいていたのに、知らないことが多すぎて反省しました。
今後は、もっと積極的にお話しを伺っていこうと思います。